第2期医薬安全性研究会

Japanese Society for Biopharmaceutical Statistics - Since 1979 (1st 1979~2007, 2nd 2007~)

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メールマガジン No. 22 (2012年7月6日) を発行しました
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第2期 医薬安全性研究会 メールマガジン No. 22 2012年7月6日
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■ Headline ========================================================
・第2期医薬安全性研究会 第10回定例会のご報告
・第2期医薬安全性研究会 総会及び第11回定例会の予定
・第2期医薬安全性研究会 第8回定例会資料公開のご案内
・関連セミナーのご案内
・第2期医薬安全性研究会会員募集:ホームページで受付中

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◆配信中止は,http://biostat.jp/mmuser.phpからお願いします.
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■本日のニュース =====================================================
■ 第10回定例会のご報告(追加資料掲載のお知らせ)

※ 定例会で活発なディスカッションが行われたGatekeepingに関して,演者の
松田先生より,追加の資料をご提供いただきました.

会員ページのアーカイブスに公開をいたしておりますので,熟読の上ご活用く
ださい.

【アジェンダ】
日時:2012年06月02日(土) 13:00 ~ 17:00
場所:日本科学技術連盟,1 号館,3F講堂

内容
* 多重比較の過去・現在・今後(13:00 ~ 15:55)
1. 本企画の趣旨 高橋 行雄(BioStat研究所)
2. 多重比較-過去を振り返れば- 平田 篤由(マルホ)
3. 本音で話す現場の多重比較
            佐野 正樹((公財)食品農医薬品安全性評価センター)
【特別講演】多重比較概説~考え方から最近の展開まで~ 松田 眞一(南山大学)

* 気になる人のためのメタアナリシス入門(16:00 ~ -17:00)
1. メタアナリシスってどんなもの? 半田 淳(日本化薬)
2. Review Manager を用いてメタアナリシスをやってみよう 濱野 弘一(森永乳業)

関連セミナー (10:00 ~ 12:00)
* じっくり勉強すれば身につく統計入門 多重比較
          橘田 久美子(シミックバイオリサーチセンター) 杉本 典子

 第10回定例会は,48名の参加(内,会員28名)の下,活発な討議が行われました.
記念すべき第10回であり,旧医薬安全性研究会でも盛り上がったテーマである多重
比較を取り上げたためか,会員以外にも多数参加いただきありがとうございました.
なお,開催のご連絡及び会員への事前配布資料が遅れ,ご迷惑をおかけしました.
今後は少しでも多くの方が早くから参加を予定できるよう,早めることに努めます.
 最初に「多重比較の過去・現在・今後」を取り上げました.検定の多重性について
問題になって以降,旧医薬安全性研究会や製薬協などで討議され,その一環として
解析手順をフロー化した決定樹が提案され,活用されてきました.また,現場にお
ける多重比較の利用に関しては,現在では統計学の立場だけではなくレギュラトリー
サイエンスとしての立場からも考える必要があります.これら過去と現在について,
現場での実例を元に,全体像と注意点が解説されました.その後の特別講演では,
第1種の過誤をどうとらえるのか,検出力はどう考えるのか,Tukey法を中心とした
一段階法,閉手順を中心とした多段階法,ノンパラメトリック法,不等分散の場合に
ついて概要が説明されました.更に,新しい分野方法として,仮説数が多い探索的な
状況で偽の仮説が存在する場合に有効なFalse Descovery Rate(FDR)を制御
する多重検定法についてと,いくつかのエンドポイントを効率よく組み合わせ,全体
として有意水準を保ちながら段階毎に判断してゆく最近流行のGatekeepingの考え方
について紹介されました.特にGatekeepingにつきましては,実際の場で広く活用さ
れ,その際に発生した問題点を討議されるようになればと期待しております.
 2つめのテーマである「気になる人のためのメタアナリシス入門」は,EBM統計グ
ループから,メタアナリシスという用語は知っており,その詳細に興味がある方を
対象に,まず自分で実際にやってみることができるような構成で発表されました.
最初に,複数の試験を総合する際の共通尺度になるEffect size,総合する際に効果の
大きさのばらつきのみを想定する母数(固定)効果モデルと偶然誤差に加えて研究間
の偏りも想定する変量効果モデル,試験間の異質性や総合効果を図示するForest plot
等について説明されました.ついで,実際のメタアナリシスについて,変形性関節症
のグルコサミン療法に関するコクランレビューを元に,コクランライブラリーのシス
テマティックレビュー用ツールであるReview Managerを利用する方法が解説されま
した.また,結果の異質性について,部分集団による感度分析で問題点を明確にする
手順が示されると共に,EBM統計グループで開発されたランダム化比較試験論文の
チェックリストで算出された各試験のスコアを重みとするメタアナリシス解析の試み
も紹介されました.今回は入門ということで簡単な紹介にとどめましたが,EBM統計
グループでは,要望が多いようであれば,実際にやってみて理解してもらえるような
拡大勉強会を企画したいと考えております.

 なお,定例会に先だって行われた関連セミナー「じっくり勉強すれば身につく統計
入門 多重比較」には,45名の参加(内,会員21名)を頂きました.当研究会としま
しては今後とも統計の基礎的な内容についてじっくりと勉強する機会を提供する努力
を続けたいと考えております.

定例会後は,会場において簡単な懇親会が開催され,今回のテーマを話題に活発な
交流を図る事ができました.

今後更に魅力ある企画を準備してゆきますので,関心のある方々の定例会への参加を
お願いいたします.

■ 第11回定例会及び総会の予定

日時:2012年10月27日(土)13:00-17:30
場所:日本科学技術連盟 1号館3階講堂, 東京都渋谷区千駄ヶ谷 5-10-11
基礎セミナー及び定例会の内容につきましては,決まり次第ホームページ及びメール
マガジンにてご案内いたします.

■ 第2期医薬安全性研究会 第8回定例会資料公開のご案内

 定例会での発表内容につきましては,公開資料を作成し,ホームページにてダウン
ロードできるようすることをお約束しておりました.このたび,2011年5月21日(土)
に開催された,第8回定例会分につきまして,以下のとおり公開いたしましたので,
ご自由にダウンロードください.

ダウンロード先:第2期医薬安全性研究会ホームページ
 -アーカイブス
  -医薬安全研定例会資料(http://biostat.jp/archive_teireikai_2.php)
   発表単位でPDFファイルとして登録

内容:一般的な学術文献スタイルに合わせて,表紙に表題,発表者,要約,
キーワード,目次を入れました.
本文は,発表スライドに発表者の解説文を加え,参考資料を追加してあります.

 単なるパワーポイントスライドでは十分に理解できない点について,発表者と
編集担当者で詳細に検討して作成しておりますので,定例会に参加できなかった
方々にとっても理解しやすい資料になっていると思います.
 ご興味をもたれた方だけでなく,会社や研究機関などで仲間とともに勉強する際の
資料としてもご活用いただければ幸いです.

■ 関連セミナーのご案内

定例会の会場をご提供頂いております,財団法人 日本科学技術連盟において,
以下のセミナーが企画されております.

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■ 臨床試験セミナー統計:実習基礎コース(略称:CT実習)
■ http://www.juse.or.jp/seminar/17089/?msdctjitu
♪統計初心者の方、復習されたい方にオススメです♪
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本セミナーの特長は、講義と実習を交互に行い理解が促進されるよう
構成されている点です。、統計基礎の講義だけでは分かりづらい部分を、実習
を行うことでより理解を深めていただくことができます。
講師を担当された東京大学大学院の松山裕先生のご講義に対して、
以下のような好評なご意見が寄せられました。

 ・「統計の基礎について分かりやすく学べた。」
 ・「サンプルサイズ設定について理解できた。」
 ・「p値と信頼区間の意味について理解ができた。」
 ・「統計は専門的分野と思っていたが、丁寧な講義で分かりやすかった。」

お時間に余裕をもって統計を学ばれたい方は、
こちらのコースのご検討ください。

【開催日】(2日間) 2012年8月7日(火)~8日(水)
【参加費】
 75,600円(一般)/ 67,200円(会員)
 33,600円(大学,公的研究機関等)
【カリキュラム】
 ◆1日目
 ・臨床試験のデザイン:統計的側面
  (臨床試験のデザイン、特に、コントロールの重要性、
  ランダム化、エンドポイント、サンプルサイズ設計などについて、
  その統計的なえ方)
 ・カード実習1
 ◆2日目
 ・統計的仮説検定と信頼区間
  (疾病の数を数える(疾病頻度の指標)、あるいは治療の効果を定量的に
  表現する(効果の指標)といった基礎的な概念を説明した後に、統計的
  仮説検定、および信頼区間の考え方)
 ・カード実習2

◆お申込方法
 セミナーの詳細、お申込方法は、下記URLをご覧下さい。
 http://www.juse.or.jp/seminar/17089/?msdctjitu

■ 第2期医薬安全性研究会会員募集:ホームページで受付中

 医薬安全性研究会は,会員相互の「知りたい」,「知らせたい」という熱意によって
活発な活動を行っておりましたが,事務局長の死去に伴い2007年3月10日の第110回
定例会をもって終了しました.
 第2期医薬安全性研究会は同年3月6日に組織を立ち上げ,その後年2回の定例会を
積み重ね,今回は第10回を数えます.また,その間の成果については,別途拡大勉強会
などを通してフィードバックを行っております.活動内容につきましては,ホーム
ページで確認できますので,この機会に,是非とも会員として参加し,更に盛り上げて
くださいます事を期待しております.

 入会手続きは,ホームページの入会方法のページから簡単に行えます.
 
 ホームページ  http://biostat.jp
 入会案内ページ http://biostat.jp/join_process.php

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第2期医薬安全性研究会
●担当 山田 雅之
E-mail toiawase@biostat.jp
Presentation URL http://biostat.jp/
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2012/07/06 10:58:58